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『コラム』

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野村整形外科
2026/01/14

【野村整形外科】日常生活・スポーツで起こりやすい外傷・障害 リハビリテーション 肩関節インピンジメント症候群編

今回は肩関節インピンジメント症候群についてご紹介させていただきます。



インピンジメント症候群とは

肩関節インピンジメント症候群とは、主に30〜60歳代に多く、スポーツや仕事・家事などで腕を繰り返し使う人や、猫背・巻き肩など姿勢不良や肩周囲筋の筋力低下がある人に起こりやすく、腕を上げる動作で肩関節内の腱(棘上筋腱)や滑液包が肩峰の下に挟み込まれて炎症を起こし、肩を上げた途中の痛みや夜間痛、動かしにくさを生じる状態を指します。


 
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原因

肩関節インピンジメント症候群の原因は、腕の使いすぎや反復動作によって肩関節内の腱や滑液包が繰り返し刺激されることに加え、猫背や巻き肩などの姿勢不良、肩甲骨や回旋筋腱板の筋力低下による関節の動きの乱れ、さらに加齢による腱の変性や肩峰の形状などの構造的要因が重なり、腱や滑液包が肩峰下で挟み込まれやすくなることによって生じます。

症状

  1. 腕を上げる途中(特に60〜120度)で肩の奥に痛みが出る

  2. 肩を横や前から上げる動作で痛みが強くなる

  3. 夜間、横向きで寝ると肩が痛む(夜間痛)

  4. 肩の可動域が狭くなり、動かしにくさを感じる

  5. 髪を結ぶ、服を着る、高い所の物を取るなど日常動作で痛みが出る

  6. 肩に力を入れにくく、だるさや違和感を感じる

診断方法

診断には、徒手検査やレントゲン・MRI・超音波(エコー)などの画像検査を用いて、骨や腱板の状態を確認し、腱板断裂などの他の疾患と区別して行われます。徒手検査の代表的な方法には、1. Neerテスト、2. Hawkinsテストがあります。また、セルフチェックとしては、3. ぺインフルアークテスト、4. ニアーテストがあり、腕を上げたときに痛みが出るかどうかを確認することができます。


セルフチェック

3.ぺインフルアークテスト

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1.立位または座位で背筋を伸ばす

2.腕を体の横に下ろす

3.親指を前(または上)に向けたまま

4.ゆっくりと横から腕を上げる(外転)

陽性の場合

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画像のように、横から上げていく際に60~120度の範囲で痛みが生じます。


治療方法

1.安静・動作調整:痛みを誘発する腕を上げる動作や反復動作を一時的に控える

2.薬物療法:消炎鎮痛薬(内服・外用)で炎症と痛みを抑える

3.リハビリテーション:肩甲骨の動きを改善し、回旋筋腱板やインナーマッスルの筋力強化、ストレッチを行う

4.物理療法:温熱療法や超音波治療などで血流改善と疼痛軽減を図る

5.注射療法:痛みが強い場合に、肩峰下へのステロイド注射を行うことがある

6.手術療法:保存療法で改善しない場合に、肩峰下除圧術などを検討する




まとめ

肩関節インピンジメント症候群は、早期に適切な診断を受け、肩周囲の筋力強化やストレッチを中心としたリハビリを継続して行うことで、日常生活やスポーツでの肩の痛みや動かしにくさを改善できるとともに、再発予防や将来的な腱損傷のリスク低減にもつながります。
少しでも気になる症状がある場合は、ご自身の安心の為にも、「南草津野村整形外科」での受診をご検討ください。


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